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講師のつぶやき 第63回
講師のつぶやき 第63回「受験生の保護者として気をつけていること集」 山内裕昌
◇今回は受験生の保護者の方が気をつけていることをまとめてみました。
1「子どもの勉強時間やその内容」について
・「時にやる気が見られない時は『勉強しなさい!』ではなく、『時間を大切に使ってね!』と声をかけました。」
・「親は、何もしてやれないので、色々話をきくくらいしかできませんでした。模試のたびに、『あ~、社会やばい、理科40点くらいや』とかいう本人の感想に、親も冷や冷やしましたが、勉強勉強とは、言いたくても我慢しました。」
・「受験だからといって、何か特別にしたことはないですが、本人が〇〇に行くという強い意志が最初からありましたので、節目節目にテストの結果を2人でみながら、このまま、志望校は変えない事を確認してました。本人も不安なことや心配な事を素直に伝えてくれました。色々話せたのがよかったです。」
・「なるべく誉めて自信を持てるようにしています。と言いながらも、ついつい否定的なことも言ってしまいますが、失敗して一番ショックを受けているのは本人なので、次はどうすればいいかを一緒に考えられるようにしています。」
・「親が焦ると子供にも伝わるので、子供を信じて、応援してやる事が大事だと思いました。」
・「目標を決めさせ、志望校でやりたいことをイメージさせやる気が出るようにしました。」
・「当初、なかなか成績の上がらない中でも、本人の目指す当面の目標(点数・偏差値)を具体的に示してあげることで一歩一歩階段を登ることを意識させることが大事だったと感じています。」
2「食事」について
・「とにかく体調を崩さないように、バランスの良い食事ができるように心がけました。入試当日に万全の体制で迎えられるように就寝も早めにさせました。」
・「家だと誘惑も多くなかなか集中できないので、できるだけ塾の自習に行くように勧めました。夜ご飯が不規則になることが可哀想に思いましたが、塾だと集中できたようで期間限定だと割り切り、その分塾がお休みの日にはできるだけ楽しい食卓にしようと心掛けました。」
3「その他」について
・「(子どもが)常識的なことを知らなかったり、世の中の動向に興味がなかったりするので、ニュースを見るついでに話題にしたりしています。」
・「テレビ番組で見たのですが、緊張を解くには、ガッツポーズがいいそうです。緊張しやすい娘に声かけしました。」
◇当たり前ですが、後でがんばることはできません。“今”を一緒にがんばりましょう。