講師のつぶやき 第104回 「学習習慣を身につけよう!」白石亮太郎
*勉強には「質」と「量」が大切だといわれますが、私は、勉強はまず「量」から始まると思っています。「量」をこなしていくうちに自分なりの工夫が生まれ、理解が深まり、その蓄積がやがて高い「質」へと変わるからです。これを「量質転化」と呼びます。
*そして、その「量」をしっかりと確保するために欠かせないのが、毎日の「学習習慣」です。テスト前に慌てて知識を詰め込む一夜漬けは、定期テストこそ乗り切れても、すぐに忘れてしまうため、実力テストや模試では通用しません。本当の実力をつけるには、毎日コツコツと積み重ねる継続力が必要不可欠なのです。
*では、どうすれば毎日の勉強習慣を身につけることができるのでしょうか。気合や根性ではなく、ちょっとした「工夫」を取り入れることが鍵になります。誰でも今日から始められる5つのコツを紹介します。
①ハードルは「アリがまたげるくらい」低くする
「1日3時間勉強する」といった高すぎる目標は挫折の元です。「5分だけノートを見る」、「1問だけ解く」で構いません。「ゼロ」でなければ立派な継続であり、それが確かな「量」の土台になります。
②勉強を始めやすいように「お膳立て」をしておく
学校から帰ってきて、カバンから問題集を出し、ページを探す……その小さな手間が行動を邪魔します。そこでおすすめなのが、学校へ行く前に机の上に問題集とノートを開いたままにして作戦です。帰宅して机に座れば、すぐに勉強が始められます。スッと取りかかれる環境を作ってしまいましょう。
③カレンダーと3色のシールで頑張りを「見える化」する
卓上カレンダーに小さなシールを貼る工夫も効果的です。例えば、勉強しなかった日は「赤」、宿題だけできた日は「黄」、宿題に加えて自分の課題もできた日は「青」のシールを貼ります。こうすると成果が一目瞭然です。赤が多ければ危機感を持てますし、青いシールが増えていくのを見ることは、続けるための大きなモチベーションになります。
④「2日連続」でサボらない
部活でクタクタに疲れて休む日があっても、自分を責める必要はありません。大切なのは「2日目は必ず再開する」というルールを持ち、習慣の糸を繋ぎとめることです。
⑤三日坊主になっても「続き」から再開し、まずは1冊やり遂げる
途中でやらなくなってしまった問題集を再開するとき、また「最初のページから」やり直していませんか?それではいつまで経ってもその1冊が終わりません。再開するときは、必ず「やめてしまったページ」から始めてください。まずは「1冊を最後までやり遂げた」という達成感を味わうことが、次への大きな自信に繋がります。
*日々の小さな積み重ねは、ある日突然「わかる!」という飛躍(質への転換)を生み出します。そして「やると決めたことを継続できた」という経験は、将来どんな壁にぶつかっても皆さんを支える揺るぎない自信になります。「よい習慣」を持つことは何よりも大切なことです。





